M&Aを契機に見直す保険加入

M&Aを経験し、保険についての考え方が変わった経験を皆さんにお話ししたいと思います。
M&Aをするまで、もしも何かあったら?と思いかなりの保険に加入していました。
今振り返ると保険貧乏だったと感じます。

また、私の保険に対する考え方もお話しします。

目次

法人用保険の見直し

会社で加入する法人用保険についてですが、会社経営を行っているとさまざまなことが不安になり、振り返ってみると、必要以上に保険に加入していたと思います。

しかし、買い手企業は保険にほとんど依存していないとの立場から、次々と保険契約を解除していきました。

今までは、工場敷地内の機械に対する自賠責保険や任意保険、さらに従業員向けの民間保険や使用者賠償保険を含むビジネス保険にも過剰に加入していました。
これらの保険加入による年間支出は相当な額に上りました。

個人保険の見直し

これまで、個人の生命保険や医療保険にも過剰に加入していました。
給与に占める保険の割合が高く、無駄な支出が増えていたのです。私の考えは、「万が一私に何かあったときに、会社や残された家族が安心して暮らせるように」という観点から、多くの保険に加入していました。

しかし、M&Aをきっかけに私自身の会社に対する担保がなくなったことや、子供たちも成人に近づいてきたことを機に、個人保険を大幅に見直しました。

現在は、国の保険だけでも十分だと感じていますが、念のために一本だけ医療保険を残しています。
ただ、これも今後検討する予定です。

保険に対する考え方

ここから先は私が思う保険に対する考え方です。
もしかしたら、皆さんには当てはまらないかもしれません。

仮に保険金が支払われたとしても、それが果たして残された者たちに対して役立つのでしょうか?

借金が多く、保険金がそれを下回る場合、全額を借金返済に充てる必要が出てきます。
毎月大きな額を支払っていたのに、最終的に手元に何も残らないというのは悲しい限りです。
一方で、借金に見合う保険に加入すれば、それはかなりの費用を必要とします。

「会社の資産と個人の資産は別」という考え方が一般的ですが、これは大企業の視点であり、中小企業や小規模事業者には必ずしも当てはまらないでしょう。資産は個別に見ることができますが、借金については「それは別だから」という言葉が通用しないと思います。
結局のところ、会社が倒産しないためには、個人の財産を使って補填する必要があるのです。

そこで考えるのは、保険は必要最低限に留め、その節約分をNISAなどの投資に充てるのが良いのではないかという考えが浮かびます。現在は国も投資を推奨しており、かつてよりも「投資」というハードルが下がった感じがします。

経営者という立場から一歩退いて、振り返った時に、私がふっと思ったことでした。

結論

M&Aを通じて保険見直しを行うことで、経済的な負担を軽減し、より適切な保険選びができるようになりました。皆さんもM&Aとは別に、一度保険について考えてみることをおすすめします。
不要な支出を削減することができるだけでなく、自分や家族の安心感も保てるバランスが大切です。

保険の見直し方法としては、インターネット上の保険情報サイトや友人・知人から意見を聞くなど、代理店以外の情報源も活用することが重要です。

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